VMC95L

番外編 (金星の拡大撮影アダプタの構成変更を企む)

地元企業に”とらや”という衣料販売店があります。
静岡市民なら多分一度はお世話になっているんじゃないでしょうか?
自分も小学生の頃はここの下着を身に着けていたんじゃないかな。
ここ何年かはユニクロとかではなく”とらや”に回帰していましたよ。

その”とらや”が閉店となります。
何店舗もあるんですが、すでに閉店しているところもありますね。
創業70年の節目に廃業を決めたようです。
9/18の3店舗閉店をもって終了ですよ。
なんだか寂しくなりますね・・・

地元民でないとピンとこないかもしれませんが、ファッションセンターしまむらを少し規模を小さくしたようなお店です。
近年は食料品なども扱っていたのでしまむらとはちょっと違うかもしれないですね。


さて、拡大撮影に使っている構成を少し変えようと思いますよ。
カビやゴミの多いCANONの135mmレンズをSuper-Takumar 1:2.8/105に変えようと思います。
takumer_105
所有するジャンクレンズを漁って、程度のいいレンズで且つ軽いモノを探していたらこれに行き当たりました。
これにはKOMURAの2倍テレコンが使えますからイザという時には使うかも?

こちらはカビはなくチリも極少量ですから、135mmから105mmと拡大率は下がりますが期待しています。

あと、VMC95Lのデュアルスピードフォーカサーと拡大撮影アダプターが干渉する件はM42P0.75の延長等を使います。
これは確か持っているはずなんだけど、見つからないので購入しました。
M42P075_EX_TUBE
2,080円。
説明写真に一部”SVBONY”のロゴが印刷されている写真があるんです。
他の説明ではロゴはプリントされていないみたいなんですが、個人的にはこのロゴが要りません。
どっちなんだろうとドキドキでしたが、実際にはプリントがなかったのでホッとしました(^_^;)


で、早速、試し撮りを・・・。
M42マウントアダプターはNEX-5N(改)についているのでそちらのカメラを使いましたよ。
venus_and_many_dust
sun_and_many_dust
センサーに派手にゴミが付いていましたorz...

画像処理する気満々だったのですがやめました・・・
オマケに光害カットフィルターのお陰でゴーストも出ちゃった。
ノーマル機でやればよかったな。
まぁ後の祭りってことで(^_^;)

目盛環で金星を導入したんですが、もう太陽とはかなり離れましたね。
19度20分。
前回撮影した時10度49分でしたからね。

暑い中、汗をダラダラ流しながらテストしたのに派手にゴミだらけでゲンナリしての帰路、更に嫌な光景に・・・
old farts
左の車が爺さん、右の車が婆さん。
もう免許は返納したほうがいいね。
こんな交通ルール以前の常識的な状況判断ができない人が車を運転するのは大変危険です。
うちの親父は70代前半で自分で運転レベルが落ちていることに気がついて免許を返納しましたよ。
人にとやかく言われる前に判断してほしいですね。

今日の金星&太陽 (20230818の金星と太陽)

8/16の早朝、台風からは離れていましたが、雨が凄かったですね。
風はほぼありませんでした。
雨の音で目が覚めたのは久し振りかな。
滝のような雨が垂直に落ちてきてホワイトアウトする感じ?
降っている時間は長くなかったので被害にはならなかったみたいです。
去年のような断水は勘弁してほしいから、被害が無くて良かったですよ。



さて、金星の内合から5日。
快晴でしたので、再び金星を撮影してみました。

先ずは太陽を導入しその太陽を撮影・・・ではなく、金星から撮影しましたよ。
拡大撮影の構成では太陽は大き過ぎて一部しか写らないのです。
太陽は、金星撮影後、望遠鏡を組み替えて直焦点で撮影しています。

その金星。
venus_20230818_org
これは良い感じの1枚モノ写真をかなりお化粧直ししていますよ。
拡大撮影に使っているジャンクカメラレンズのゴミが結構ぼやけて写り込むからです。
金星そのものには何もしていません。

固定撮影で50枚ぐらい撮影した金星を、PIPP→AutoStakkert2→AstroSurfaceで処理しています。
全体の20%の写真をスタックしています。
venus_pipp_g4_ap1
クロップはPIPPの機能。
センタリングしてクロップしてくれています。

風でブレブレ画像でもなんとかなりますね(^^;)


そして金星を導入する際の指標となる太陽。
sun_20230818_20reg
黒点は寂しい感じですが、これだけあればピント合わせには苦労しません。

実は昨日も雲間の金星を撮影しようとしていたんですが、セッティングしている内にほぼ全天曇りとなり、撤収している最中に雨まで降ってくるという・・・
そのリベンジが出来て良かったです♪


※追記
金星の内合の日と今日の離角を比べてみました。
ソーラーファインダー上での話ですけど。
撮った角度が違うのですが、感じは伝わるかなぁ?
Elongation difference
3度ほど離れました。

すると望遠鏡内に射し込む陽射しは・・・
Hood-Effects
長いフードのお陰で、ギリ主鏡に掛からないぐらいになりました。
台形の影はスマホです。


番外編 (金星内合当日にフードを試す)

雲の多い天候ですが、晴れ間もあります。
運よく、晴れ間に太陽&金星が位置してくれることを期待して作ったフードのテストに出掛けましたよ。

フードはこんな感じ。
inferior-conjunction-sp_1
inferior-conjunction-sp_2
もっとカッコよく作りたかったな・・・

不意に外れたり抜け落ちたりしないような取り付け方になっています。
オールドカメラの望遠レンズのフードみたいに伸縮式。
太さは筒先の副鏡固定リングのサイズで、鏡筒よりは太いので後部にその差を埋める緩衝材を入れてあります。
2点で支持されているのでフードがお辞儀したりして口径を蝕むことはほぼありません。
取り付けるのがちょっと面倒で、一度、鏡筒を外してフードを差し込んでから組み戻しています。
だから強風でも大丈夫。
実際、今日も強風下でしたよ。

太陽を導入し、アイピースのピントの調整を済ませてから金星を導入。
その時の太陽との位置関係はこんな感じです。
solar-finder_1
中央の穴が金星の位置(アイピースでは中央に金星が見えています)、明るい円が太陽、方位で1度/高度で7度違いです。

100円ショップの工作用紙のサイズ目一杯にフードの長さを取りましたが、これだけ日が差し込んでいます。
inferior-conjunction-sp_3
口径の1/4ぐらいのマスクを作って、フード先端に日を遮るようにして置けばベターでしたか・・・
(フード内側は艶消しブラックで塗装してあります)

まぁ、これでも眩しくなく内合の金星を見る事が出来ました。
この後、アイピースを替えたり撮影したりしようとしたんですが、雲に遮られてしまって出来ませんでした。

その時の空。
inferior-conjunction-sp_4

その後、暑い中、20分くらい待ってみましたが・・・
inferior-conjunction-sp_5
雲が退きません。
金星はおろか月すら雲で見えない。

暑さが我慢できず、また、眼視では金星が見れられたので、納得して撤収しました。

さて、夜の部のイベントはどうなりますでしょうか?
SCWの予報では期待できませんな。

※お約束
内合の金星を光学機器で見ることは非常に危険です。
安易に真似をしないようお願いいたします。



今日の金星 (20230811の金星 内合間近!)

昨日、黒点の寂しくなった太陽を撮った後の事です。
帰ろうと運転し始めた際、忘れ物の確認の意味でミラー越しに車を止めてあった場所を見るのがいつものルーティーンなのです。
何かが置き忘れていることに気が付きましたよ。
おかしいな?何も置き忘れてなんかいない筈、とバックで戻ると、そこにあった いや 居たのはスズメでした。

撮影した画像を日陰になる車の中で確認していたので、エアコンのドレン水が小さな水溜りを作っていました。
その水溜りに尾羽を漬けて時折水を飲む仕草をしていたのですよ。

水溜りと言っても表面張力で出来ているぐらいの小さな水溜り。
アスファルトの熱で冷たいはずもない。
だけど気持ちよさそうにしていたんですよ。
大きな車がすぐ傍にバックで戻って来ても逃げもしない。
可愛かったですよ♪



今日も暑いですねぇ。
でも、風が吹いているので何とか撮影する気になれました。
いつもの海岸は、今日はほぼ満車状態。
地域猫達もビクビクしながらのお世話でした。

なので、山の中腹の造成地でテスト撮影をしましたよ。
今日のテストは、”どうしたら太陽光を遮光出来るか”です。
フードにするのが一番いいのでは?と思うのですが、風の中、長いフードはどうもねぇ・・・
という事で、こんな感じにしました。
aperture-diaphragm_2
反射望遠鏡の蓋の真似をしてみたんです。
余り絞っちゃうと集光力不足で金星が見えないんじゃ?と懸念されたのでちょっと大きめの開口部を作ったんですけどねぇ。
でも、コレではダメでしたね。
主鏡の1/10ぐらいに太陽光が差し込んでいた。

(撮影し終えてから紙をフードみたいにして巻いてみたんですが、20センチぐらい筒先から伸ばせば太陽光は入らない感じでした。やっぱりフードじゃないとダメなんですね。)

危険かな?と恐る恐るアイピースの焦点辺りに手を置いてみたら熱くない。
覚悟を決めて覗いてみたら、そこそこ効果があったみたいで見辛いと感じることはなかったんですよ。
なので、そのまま撮影してみました。
venus_20230811
風でブレブレですが何とか写りましたよ。

撮影はこんな構成です。
aperture-diaphragm_1
まぁ、いつものヤツ。
内蔵されているフリップミラーが便利です♪

8/13の内合は見られるでしょうか?
台風次第ですね・・・
風には弱いだろうけど何かで長いフードを作っておきますか。

番外編 (VMC95Lで大幅なバックラッシュ発生)

お気に入りの地域猫。
ここのところ人間に対して凄く怯えています。
夏休みに入って小さな子供に何度も追いかけられたりしているのかな?
子供の声に凄く反応する。
遠くから子供のはしゃぎ声が聞こえるだけで”ビクッ”とし、背を低くして逃げる体勢を取りますよ。
普段は余程近く(4~5m)を通らない限りそういう体勢にはならないんですけど。

今日も大して食べないうちに声に反応して逃げて行っちゃった。
その内に茂みから出てきてまた食べるだろうと待っていたけど、結局、帰っちゃった。
今は撫でると全く贅肉が無い感じで骨が直に感じられます。
まぁどの猫もそうなので心配はいらないでしょうが、今年はその状態が顕著に感じられますよ。
早く涼しくなってくれたらいいなぁと毎日思うようになりましたね。



さて、昨日の金星撮影時、VMC95Lのピント機構に激しい違和感を感じました。
前から”少しバックラッシュが出ているな”とは思っていたのですが、今回はデュアルスピードフォーカサーがグラグラです。
撮影には支障は出ませんでしたが、明らかに異常!
という事で、今日点検しましたよ。

サクッとバラしました。
vmc95l_11
ピント機構はミラーと一体になっています。
つまりミラーごと動いちゃうんです。
mirror_shift
結構動くでしょ?

ここにバックラッシュが無い事は4年前に確認しています。


フォーカサーの取り付けが緩んでいないことは確認したので、他に原因があるのですよ。

内部を覗いてみるとネジが緩んでいるのを見つけました。
vmc95l_13

これを締めて反対側を見ると・・・ネジが見えました。
vmc95l_14

という事は、他にネジが見えていないところも緩んでいるって事?

凄く見辛いのですが内部のフォーカス軸周りに光を当てて確認すると2本のネジが緩んでいるのが見えました。

締め直しましたよ。
vmc95l_15

と、ここで気になるのが他にあるネジが無い箇所。
これ、何すか?

今までにネジが内部でカランカランと転がっていたことはありません。
フォーカス周りにオプションのパーツがあるって聞いたことも無いし・・・これを持っている方でここにネジが付いている方はその役割についてコメント頂けると助かります。
主鏡バッフルを挟んで3カ所ネジの無いネジ穴があります。
間隔は120度ではなく、それぞれの穴の位置を結ぶと2等辺三角形になりそうな配置。
裏側には特に何もありません。
見たところ、現状でも問題は無さそうなんですが・・・。

とにかく、この緩んでいたネジを締め直してバックラッシュ問題は解決しました。

ブロワーで主鏡/副鏡を簡単に清掃して元に戻しました。
この鏡筒はメンテナンス性も非常に良くて、ホントによくできているなぁと思いますよ。
世間の評価は低い鏡筒ですけど、自分は買って大変満足しています。
(中古だけどね(^^;))
光軸も一旦合わせてからは全く狂わないし使い勝手が凄く良い。
車に積みっ放しなので、今回その弊害が出たのかも知れませんね。
たまにはチェックしてあげないといけませんね。
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