バーティノフマスク

番外編 (KENKO C125S 各部詳細図 バーティノフマスクで光軸確認&修正)

明らかに空気が少し変わりましたね。
秋になったということでしょう。
地域猫たちの食欲も戻ってきています。
夏場はカリカリの消費量もかなり減ってお財布に優しかったんだけど、これからは通常に戻るのかな?
いつも買っているカリカリは2.7kgで500円前後だったんですが、今じゃ1,000円超えます。
ほんとになんでも値上がりして困ったもんですよ。



一昨日は雨に阻まれましたが、昨晩は月の出1時間前ぐらいまではいい天気でした。
強風でしたけどね。
お陰で汗もかかずに光軸の確認&修正(仮)が出来ましたよ。

まずは現状確認です。
遠くの丸い単独のライトを探します。
最近は四角いライトとか複数のライトが多いみたいで回析光が何本も重なってしまうことが多いのですよ。
なのでそういうライトを探さないとならないのです。

見つけたライトで粗いのと細かいの、どっちのパターンを使うか判断します。
粗いの。
rough


細かいの。
fine


やはり細かいパターンが判断つきやすかったです。
では細かいパターンで現状の光軸を確認。
光条の2セットが合う位置をピント位置として撮影しました。
before_OpAxisAdjust
1セットの光条がズレています。
前回確認したことでどのネジを調整すればよいのかハッキリしていますので、そのネジを緩め&締めどっちに動かせば良いのかを確認し調整しました。
まだ厳密に言えば合っていないみたいですが、仮調整ですからこれで良しとします。
星像などの焦点内外像で調整するよりも、この方がわかりやすいでしょ?
一応、その方法でも確認していますよ。
断然、バーティノフマスクを使ったほうが合わせやすいです。

調整後。
after_OpAxisAdjust
まぁ良い感じじゃないでしょうか?
合う前よりもキリッとしてますね。
まぁ風の影響があったかも知れませんけどね。
強風下にISO1600で4秒露出ですから、風の影響があったと思うほうが良いですね。
ちなみに調整に使う六角レンチは、副鏡自体を固定しているのが4ミリ。
調整ネジが1.5ミリです。

西の空に見えていたアルクトゥルスで粗い/細かいパターンによる見え方の違いを確認します
粗いの。
Coarse_pattern

細かいの。
fine_pattern

共にISO12800で0.625秒露出で撮影しています。
気になるのは粗いパターンだと光軸が合っていないように見えることですかね。
細かい方でもシビアに見れば合っていないみたいですが、粗い方はハッキリズレてますね。
このあたりはトレード・オフの関係があるのかな?
調整向き/見やすさのね。

この後、月を眼視にて見てみようと出待ちをしました。
1時間ほどありますので夜景を見ていましたが、今までで一番キリッとして見えました。
見える像がシャープになったと感じましたよ。

結局、全天曇りになってしまったので月は見ずに撤収&帰宅しました。

いよいよ、主鏡/副鏡/その他の清掃(洗浄)をします。
ついでに副鏡の光軸調整機構も調べてCADで記録しますよ。

番外編 (KENKO C125S 各部詳細図 フィルターホルダー)

天文リフレクションズのサイトって普通にマウスでクリックして記事の選択ができるでしょ?
ところが家のデスクトップマシンは変なんです。
ワンクリックしてもダメ。
やたらに連打すると偶に記事が開くのですよ、おかしいでしょ?
ドラッグでタブを変えるのは普通にできます。
クリックでタブを変更するのは記事選択と同じで連打していると偶に出来るんですよ。
ブラウザ(Google chrome)の設定とかマウスの設定とかなにかあるんですかね?
あちこち見たけどそれらしい設定項目が見つからない。
マウスを替えたら良いのかな?と試してみても同じこと。
そうなるのは今のところ天リフだけなんですよね、不思議です・・・
※追記
この現象、解決しました\(^o^)/
マウスをクリックするとそれに合わせてウィンドウ中央トップで点滅するアプリがありました。
RealPlayerという小さなスイッチのようなボタンがマウスクリックに反応するようでした。
これには気が付かなかったな・・・なんでこれをインストールしたんだろう?
とにかくこれが怪しいとRealPlayerをアンインストールしたら解決しました。
何かでRealPlayerのコーデックが必要でダウンロードした時にうっかり同時インストールしてしまったのかな?



そう言えばバーティノフマスクを使えるようにするホルダーの事を書いていませんでしたね。
FUSION360で書いたイメージと、サイズが大きくて自分の3Dプリンターでは少し削らないと出来ないと書いただけでした(^.^;
そういうサイズですからビルドシートとの接合はラフトが使えません。
その他の方法も使えませんから、直接、積層を開始するしかないのです。
当然、接合面は白化などが発生して綺麗に造形できません。
仕方がないですね。

ではホルダーの詳細です。
バーティノフマスク装着時の構成はこの通りです。
filter_holder_1

ホルダーにマスクを置いて・・・。
filter_holder_2

押さえリングでマスクを固定。
filter_holder_3

望遠鏡に装着。
filter_holder_4
(このマスクは失敗作ですよ(^.^;)

次はソーラーフィルター装着時の構成。
filter_holder_5

ホルダーの凹みにVMC95L用のソーラーフィルターを入れて挟み込みます。
filter_holder_6

押さえリングで固定。
filter_holder_7

望遠鏡に装着。
filter_holder_8


押さえリングとホルダーがバラバラになっては目やセンサーを焼かれる心配がありますのでリングにはゴム塗料を塗装していますよ。
filter_ring
フリクションで簡単には外れませんよ。

自分の3Dプリンターでは横160mm/縦150mm/高さ150mmが最大サイズです。
もう少し大きいサイズの造形ができるプリンターがあったら良いかもなぁ・・・

番外編 (トライバーティノフマスクと回析位置の関係)

昨日から3Dプリンターのエラーに悩まされていました。
プリント中に”ビルドシート温度センサーの故障か~”というメッセージが出て止まってしまうのです。
”~”の部分は変な日本語で意味不明。
ヒーテッドベッドに繋がるケーブルの抜き差しをしてもダメ。
小さなモデルならプリント出来たりする。

よくわからないけど温度上昇による安全機能が働いたのかな?と解釈しました。
いつもはベッドの温度は90度にするのですが、今日は80度に下げて尚且つエアコンを入れっ放しにしてプリントに臨みました。
すると昨日はプリント出来なかった大物が4時間後にはプリント出来ていました\(^o^)/

去年だって同じ条件でプリントしていた筈なんだけどねぇ。
温暖化による温度上昇の影響がこんなところにも出たのかなぁ・・・。




さて、今日はふと思い立ってトライバーティノフマスクのことを調べていました。
ホントはOHPシートにプリントしたかったのですが在庫切れで出来なかったのですよ。
今度買うのはホントに透明な”和紙のイシカワ”さん扱いのモノにしようかなと思ったんですが、やっぱり高いよねぇ・・・納期も少し掛かるしさ。
ということで、いつものPLUS製品をAmazonで頼みました。
9/4着なのでそれまでは光軸関係の作業はお休み。
他の事に取り掛かりますよ。

何をしようかな?と優先順位を考えていたんですが、標記のことをハッキリさせておこうと思ったんですよ。
光軸調整をするときには、その都度、マスクを回転させながら調整ネジのどれを弄るとどの回析光が動くのか確認しながらやっていました。
時にはマスクの一部を隠して・・・”あぁこれがこの線になるのね”なんてやっていましたよ。
どれがどれとハッキリさせておけばその手間を省けますよね。

回析のことが分かっている方は”何を今更”と思われるでしょうが、そのような知識は持ち合わせがないのです。

用意するのはこのようなマスク。
フルのマスクと一部を隠したマスク。
org
11
12

全てのパターンを作る必要はないのでこの3つを用意しました。

これをマスクシミュレーターでチェックしますよ。

まず普通のマスクの結果。
mask_position_org

一部を隠したマスク その1。
mask_position_11

その2。
mask_position_12

なるほどね。
回析光はパターンと直交するんですね。

ってことは副鏡の調整ネジ位置に合わせてこんな感じにすればいいんだな。
new_mask

これでスッキリ光軸調整に専念できますよ♪


番外編 (KENKO C125S 各部詳細図 バーティノフマスク)

先日買ったトラックボールですが、まぁまぁの使い心地です。
まぁまぁと言ったのは形状がシックリ来ないからなんですよ。
以前使っていたMicrosoftトラックボールExplorerは実にシックリしていたんだなぁと改めて思いましたね。
マウスを使うときはパッドに手の平の手根って言うの?付け根のこんもりした所をおいて使うんですが、トラックボールってそれ自体の上に手の平を乗っけますよね。
パッドはいらないのが本来の姿だと思うわけです。
ですが、このトラックボールはその手根の置き場所がないんです。
デスクに落ちちゃうんだよね。
で、パッドをおいて使うとパッドが微妙に邪魔な感じで違和感がある。
もうちょっとお尻側を伸ばして手根の置き場があればポストMicrosoftトラックボールExplorerになれると思うんだけどなぁ。
その置き場があるHUGEってのがエレコムのラインアップにはあるんだけど、そこまで大きくなる必要はないと思うのですよ。
ちなみにこのHUGEをググったらヒュージと出ましたよ。
和訳は”巨大な”だそうです。
まさに巨大ですよね(^_^;)



さて、KENKO C125Sにバーティノフマスクとそのホルダーを作っていきますよ。
これが出来たら光軸の現状を調べて、いよいよその調整に入っていきます。

プランはこんな感じです。
filter_ring
このサイトではもはや定番のOHPシートに印刷するバーティノフマスクパターンをセットするホルダーと、それを押さえるリングの組み合わせです。
この図の後方からマスクパターンをホルダーに置き、リングを差し込んで固定します。
そのリングは鏡筒にぴったりなサイズですから、鏡筒に被せるとマスクとして機能する訳ですよ。
パターンが気に入らなければまた作って差し替えるだけで済みます。

枠の幅が広いほうは既存のソーラーフィルターを使い回すためのホルダーです。
VMC95Lで使っているソーラーフィルターをホルダーのくぼみにセットすると、マスクパターンと同じサイズになります。
マスクと同様にホルダーにセットして使えると言う訳。
ソーラーフィルターのフィルムはもうちょっと後で買おうと思っているのです。
それまでは使い回しますよ(^_^;)


そして、マスクパターンは光軸修正向きという2nd Modifiedトライバーティノフマスクです。
C125S_birthinovmask_2
もう一つはお得意の細かいパターン。
C125S_birthinovmask
細かすぎて画像では分かりませんね(^_^;)

久し振りにJWWでバーティノフマスクを書いたらパターンの角度がこれでいいのか分からなくなっちゃった・・・目視しやすい角度に変えているはずなんだけど、過去のパターンをいくつも書いて保存したので、どれが良い角度だったのか分からなくなっちゃったよ。
まぁ、書くのはそれほど時間がかかりませんから、試してみてまた変えるかも知れません。

ちょっと困ったのは、自分の使っている3Dプリンターではホルダーが大きすぎるってことです。
一部、造形最大サイズを超えているので少し削って書きました。
今、プリント中ですが、あと2時間ほどで出来上がる予定です。

明日の夜、天気がよかったら現状の光軸確認をしますよ♪

番外編 (FUSION360でバーティノフマスクを書いてみる)

あぁ~ネタが出来ません。
昼間は晴れ間があっても夜は天気が悪いんですよぉ~・・・。
ネコ夜景でもいいかなぁ?と思いつつも、もう少し有益な・・・自分の備忘録にもなるかな?と標記のネタにしブログの更新をしますよ。

自分がバーティノフマスクを作る際には大体JWWで細かいパターンを作ってOHPシートに印刷します。
でも、普通の望遠鏡ならそこまで細かいパターンは不要ですね。
その場合はバーティノフマスク生成サイトを使ってパターンを作る方が簡単かと思います。
なので、今回はその前提でバーティノフマスクを3DCADのFUSION360上に書くところまでの内容とします。

まず、バーティノフマスクの生成サイトはこちら。


このサイトには・・・
・トライバーティノフマスクの生成
・高感度バージョンのトライバーティノフマスクの生成
・普通のバーティノフマスクの生成
の3つのリンクがあります。
中段の”Bahtinov mask generator webApps”を使用した前提で以下進めます。
(どれを作る場合でもすることは同じです)

まずお断り。
以前あった生成サイトでは指定サイズで作ることが出来たのですが、このサイトではサイズの指定方法が不明です。
半径の指定や外径の指定、どちらもやってみたのですが欲しいサイズにはなりませんでした(^^;)
初めて使ったのでその辺りはご容赦ください。
※追記
”outW”を変更すると良いようですね。
WはWIDTHの略?
これを5に設定したら外径-10mm(半径で5)のパターンが生成されました。

BORG71FL用のバーティノフマスクを作りますよ。
最大径はΦ80鏡筒なので80mm。
パターンサイズは71mmで欲しいのですが、よくわからなかったので次の値で作成しました。
B_M_Gen

外径はともかく、欲しいパターンサイズを指定できないんですよね( ;∀;)
”inW”と”outW”を弄るのかな?
それはさておき、パターンをダウンロードします。
中段にある”DOWNLOAD svg”を押して任意のフォルダーに落とします。

※追記
FUSION360はSVGファイルもそのまま開けるみたいです。
nekomeshiさんから指摘いただきました。
ありがとうございます。
生成サイトにそう書いてあったのでそのまま鵜呑みでブログを書きました。
FUSION360でSVGファイルを扱うことが今までなかったのかな?
調べたことが無かったかも?
因みに自分の環境ではSVG形式は開けませんでした。
何かの設定があるかもしれません。
なのでInkscapeでファイル変換する件はそれが出来る環境の方はFUSION360では不要です。

※再追記
分かりました。
FUSION360で挿入からSVG形式が挿入できますね。
nekomeshiさんが仰るように縮尺がおかしいです。
80mmの円が60mmの円になってました。(3/4ですね)
挿入時、縮尺の指定が出来ますので、これを踏まえたうえで挿入するのが一番いいかと思います。



そのファイルをInkscape(無料)というドローイングソフトでDXF形式に変換します。
Inkscapeで開きます。
birthinov_1

名前を付けて保存を選びDXF形式を選択します。
birthinov_2
バージョンの違いで2つありますがどちらでもOKだと思います。

ベース単位だけmmに変えて任意の場所に保存します。
birthinov_3

これでFUSION360で扱えます。

FUSION360で開きます。
”マイコンピュータから開く”を選んで開きますよ。
fusion360_1


こうなります。
fusion360_2
サイズを変えていくつも作ったタブがあるのが泣けます( ;∀;)

あとはこのパターンを押し出して立体化します。
fusion360_3


出来ました。
fusion360_4


枠を付けて完成。
fusion360_6

あとの工程は、スライスソフトでG-CODEに変換→3Dプリンターにデータを渡す→プリント、となりますよ。

パターンサイズの指定はどうやればいいんだろ?
また時間があるときに探ってみようかな?

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