機材

番外編 (精密サインバイスの正体判明)

一晩オキシ漬けした精密サインバイス。
ピッカピカに磨き上げました。

くすんでいた時からシリアルナンバーは読めたんですが、メーカー名は分からなかった。
何処かにあるんじゃないかな?って思ってはいたんですよ。
磨いたら薄っすら判別できるようになりましたよ。
JAM_V100
楕円に囲まれたJAMの文字。
今のロゴではないけども、間違いなくJAMの精密サインバイスV100でした。
当時は高価な代物だったでしょうね。
それが今や大した工作もしない自分の手に・・・へへへ(・∀・)ニヤニヤ
商品価値は無いかも知れませんが、工作の道具としての利用価値は目減りしませんからね。
本物のいいモノが手に入りました♪

一晩経過したオキシ漬けの状態。
JAM_V100_2
汚れが底に堆積しています。

中性洗剤で洗っただけの状態。
JAM_V100_3

届いた時はこんな感じ。
JAM_V100_1

写真だと分からないですけど、一段と明るくなった(くすみが取れた)感じです。

磨いて注油後。
JAM_V100_4
光の加減で分かり難いかな?

もういっちょ。
JAM_V100_5
こっちの方が綺麗に見えるかな?

台形ネジ溝の汚れや角度調整ハンドル(右下のローレットハンドル)の汚れも掻き出してあります。
バイスの動きは軽くよりスムーズになりました。

さすがに大きいです。
自分が良く使う精密バイスと並べると・・・。
comp
アングルバイスと変わらない大きさか?
アングルバイスは固定台座が大きく高さがあるのでその分こちらの方がこのフライスでは有利です。
クランプもしやすそうですよ。

角度出しには本来ブロックゲージを使います。
サイン数表に記載されているサイズのブロックゲージを円柱の下に敷いてあげると対応する角度が正確に設定される仕組みです。
もちろんそんな数表は付属していませんし、ブロックゲージなんて個人ユースでは高根の花です。
ちょっと前に購入したプロトラクターと小さなジャッキ(サポートジャッキ)を使って角度設定するつもり。
小さなジャッキは持っていないのでおもちゃの旋盤で作るか、市販のネジを組み合わせて利用するか検討中です。(材料で買った快削真鍮はこれの為でもある)
プロトラクターだけでもなんとかなるんじゃないかと思いますけど、ジャッキで支えてあげる方が角度の確認は簡単だろうと思う訳ですよ。
まぁそれ程使う機会は無いかも知れませんが(^^;)



物欲 (精密サインバイスをポチッとな)

花粉症の影響で睡眠時の鼻詰まりがあるんですが、今年はその症状が終息したようです。
4月の下旬からもういいかな?と感じていたんですが、それでも、部屋の空気清浄機は付けっ放しで生活していました。
もうそれも終わりです。
マスク着用も個人判断となったし、人が密集するような場所は別として(そんなとこ行かないし)もうマスクはしていません。
車にも載せていません。
このままコロナも無くなるといいね。



表記のバイスがヤフオクで落札出来ちゃいました。
5,000円という破格の値段。
見た目、黒田精工のV100かJAMのV100っぽい精密サインバイスです。
v100_2

角度の調整が出来るタイプです。
v100_1

これ、5年前に13,000円ぐらいで落札されたモノと同じタイプのバイスでその時は自分の予算が10,000円だったので手が出なかったんですよ~。
その後アングルバイスを手に入れて、角度調整が出来るバイスはもういらないなと思っていたんです。
でもそのアングルバイスがプロクソンのフライス盤では大き過ぎちゃうんだな。
手に入れた当時はボール盤(改)フライス盤を使っていたので、そこまで大き過ぎとは感じなかったんだけどね。
この間、35度傾斜台を作っている時に使ってみて、もうちょっと小さいのが欲しいなぁと思っちゃったんだよね。

そんなタイミングで2,980円スタートのこのバイスが出品されたので予算5,000円で札を入れておきました。
自分を含めて6人しか入札が無く、最後まで競ってきた人も自分と同じ予算だったので落札出来ました。

ラッキーですね。
新品じゃとても手が出ない300,000円超えのバイスです。
(正体は不明ですけど↑のバイスだったとしての話)

手元に来たらピッカピカに磨いちゃうもんね♪

物欲 (激安内側マイクロメーターは使えるのか?)

内径が測れる道具が欲しかったんですが、どれもなかなかに高い。
ヤフオクメインで中古機械&工具を販売している地元企業に内側ダイヤルキャリパーゲージが整備中で置いてあったので出品を待っていたんだけど全然出品されない。
店頭で売れちゃったのかなぁ?
失意に打ちひしがれながらAmazonを徘徊していると激安の内側マイクロメーターの存在に気が付きました。
安くても7,000円前後するのが普通なんですが2,500円程。
オールステンレスで真新しく高品質らしい。
ホントかな?
実は樹脂製とか?
測定する道具が怪しいモノって・・・う~ん、どうしたものか・・・。

結局ポイントがソコソコあって1,000円もしなかったので買っちゃいました(^^;)
中国発送です。
販売元がAmazonではないので福和楽は経由しませんでした。
1週間かからず届きましたよ。
inside_micrometer_1

千分尺ですか、なるほど。
木箱に入っていますが、その木箱がグレードが低い。
中身はどんなでしょう?
inside_micrometer_2

一応、金属製でしたよ(´▽`) ホッ

ここから先のチェックの様子は、油がベタベタでカメラ操作が出来なかったので撮影していません。
なので、言葉での表現です。
・組み立てが粗い
・切削粉とか内部に侵入しているので動きが悪い
・ネジ山が潰れていて分解できない箇所がある
・0点が0.05mmズレている
と、こんな感じの製品です。
多分ですが、検品で落とされた製品を格安で販売しているんじゃないでしょうか?
同じと思われる製品が7,000円ぐらいで売られていますが、そちらの説明写真は見るからにモノが違います。
組み立て精度が高そうな写真でしたよ。

一部分解できませんでしたが、出来る限り整備しました。
inside_micrometer_3

0点も修正しました。
inside_micrometer_4
ただこのリングゲージを信用していいのかどうか・・・。

スピンドルの動きにゴリゴリ感があるんですが、ロック用のネジ頭にバリがあるからかな?とヤスリ掛けしましたが改善できませんでした。
多分バラせなかった内部に切削粉か何かが侵入しているのかな?
これはロックネジをユルユルにすると改善するので測定自体には影響しないみたいです。
ノギスとの測定比較ですが、いろいろなモノを測定して比べてみました。
スリーブとシンブルに刻まれているメモリは信用出来るみたいです。

ツッコミどころが多い激安品ですが一応使える感じです。
人に勧められるモノではありませんが、整備が出来る方で激安品を手に入れたい方には楽しめる一品ですよ。(逸品ではない)

出来の悪い箱に仕舞って終わり。
inside_micrometer_5

今後活躍してくれるでしょう♪

番外編 (コンパレータスタンドとオマケのクルーズ客船「HERITAGE ADVENTURER」)

クルーズ客船の”HERITAGE ADVENTURER”を撮影しました。
この船はクルーズ客船と言っても小さい船です。
なんだかフェリーみたいな印象。
実際サンフラワーふらのよりもかなり小さいですよ。
これで外洋なんかに出たら乗客は船酔いしちゃうんじゃないの?って思っちゃう。
揺れを抑制する機能とかあるとは思いますが、なんだか華やかな客船って感じがしないのは何故?
まぁこれは個人の感想ですから(^^;)
ってなことでいつもと違ってオマケ扱いですよ。
HERITAGE ADVENTURER
中の作りはきっと豪勢なんでしょうが、なんか普通っぽいでしょ?
優雅な船の旅というよりは探検船という位置づけらしいです。
氷に対して強化されているみたいだから極地探検等を目的としているみたいですよ。



さて、欲しいモノが手に入らなかった鬱憤晴らしに買った測定定盤が届きました。
税込み送料込み4,400円でした。
comparator_stand_1
comparator_stand_2
格子状になっているところが定盤で、アームにはダイヤルゲージとかピックテストなどを装着してワークの検査をするモノみたい。

そこそこ汚れているのでまずはオキシ漬けしましたよ。
comparator_stand_3

ホントは一晩放置したいのですが、それはちょっと無理なので3時間ほどで終了。
それでも、何かの汚れが落ちました。
comparator_stand_4
あとは溶液を掛けながらブラシで擦りました。
ポールも全部バラそうかとも思いましたが、垂直が再現できなかったら後々面倒だなと思ってそのままにしておきました。
仕組み的にはM14のナットで締め付けるだけなので、工作精度により組み立てるだけでポールは垂直に立つんだと思うけどね。

定盤もスタンドに固定したままオキシ漬けしました。
キャップボルトを外せばバラせるんですが、そうしなかった理由は上に同じ。
もっとも、現状で良い状態なのかどうかは調べてないです(^^;)

水で十分に溶液をすすぎ、その後はパーツクリーナーで洗浄、シリコンスプレーを塗布して拭き上げました。
定盤の格子の隙間にはまだ汚れが残っていますので後々掻き出します。

これには欠品がありまして、それぞれのアームのストッパーになるノブボルトがありません。
プロショップへ行ってM8のノブボルトを買ってきましたが・・・。
comparator_stand_5

加工しないと干渉してしまって締め込めません。
comparator_stand_6

おもちゃの旋盤でサクッと加工しました。
comparator_stand_7

comparator_stand_8
これでOKです。

さて、これをどう使いましょうかね・・・。




番外編 (ER16コレットセットが届いたよ)

Amazonで購入したER16のコレットセットが昨日届きました。
別途プロクソンのフライス盤用に、主軸のネジ1/2-20UNFが切ってあるコレットも買い足したのですが、こちらはAliExpressでの発注です。
お届け予定は4/10なのですが、未だに発送されていません。
どうなるのかなぁ?


届いたコレットセットです。
er16_1
2つあるホルダーの内1つは勘違いして買い足したER16-10mm用です。

ERコレットは初めてなのでどういう仕組みなのか見てみますよ。
er16_2

er16_3

取り付け方ですが、先にホルダーのナット部にコレットを嵌め込みます。
er16_4
カチッと嵌ります。
コレットに切ってある溝がいい感じのスプリングの役割をしています。

後はエンドミルやワークなどを咥えて締め込めばOK。
er16_5

取り外す時はコツがありますよ。
er16_6
ホルダー内でコレットを動かして↑のような感じに傾く位置を探ります。
本家の製品にはその位置が分かるように印があるみたいです。
中華製品には印は無いのですが、簡単に分かるのでコスト重視で省かれている感じなのかな?

で、その位置で圧を掛けて更に傾けようとすると外れます。

こんな仕掛けがしてあるんです。
Eccentricity
コレットの溝が引っ掛かるように偏心した突起があります。
嵌める際にはこの突起にカチッと引っ掛かって、外す際には偏心した側に傾けながら外すという具合。

ホルダーだけ届いた時にこの突起を見て、ナニコレ?これじゃぁ締め込んだら均等に力が掛からないんじゃないの?って疑いの眼差しで見ていました(^^;)
コレットが届いてから弄ってみて、なるほどって思いました。

フライス盤用には専用コレットが4/10には届く筈なので、おもちゃの旋盤用の取り付けアダプターだけ作りますかね。
ジュラルミンの丸棒の在庫、あったかなぁ?
まだ残っていると思う。
今日ぐらいからボチボチやっていきますよ。
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